佐喜浜都呂津波シェルター |
2017 10.20 |
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佐喜浜の町の南,都呂地区。国道沿いにないために探すのが大変であった。国道から一つ山側の道沿いにある。海岸沿いにある集落で,すぐ西は急峻ながけになる。避難路が何本もある。この避難路を上ると,雨が降っていたせいもあるが,急な坂道のために,滑って上るのが大変であった。都呂地区のは住んでいないと思われる家が多かったように感じた。
海岸から50mで,津波の到達時間は,地震発生から5〜10分。浸水深は3m〜5mとされている。
(青空エクスプレス)より
高知県が地震対策として津波避難を検討している中で,尾崎知事から「津波避難路の整備が困難な急峻な崖地などにおいては,トンネルを掘ってそこを避難シェルターにできないものか」という指摘があり,それをもとに計画された。2013年度の当初予算案に,施設設計費や地質調査費など計6500万円を計上するなどして,2014年に工事着工。合計2億9600万円をかけて2016年8月に完成。
シェルターの構造は,入り口前に漂流物の衝突を防ぐ鋼鉄製の緑の支柱が3本。一番表側に管理用扉を設置。さらに,止水扉を2重に設置することで避難者を守る設計になっている。
内部は,幅3m,長さ30mの避難スペースが奥に延び,71名が避難待機できる規模。最奥部分にはこの横坑と壁面同士が接する位置で立坑が設けられ,螺旋階段で23mの高さを上がる。
避難場所は横坑部分であり,津波避難時にこの螺旋階段の最上部の建屋にまで上がるのは代表者が津波状況などを確認する場合とされている。
シェルターの運用は津波の終息から救助到着までの24時間を想定。外部から救助者が到着した後,救助者の指示に従いシェルター外へ脱出するという手順。
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地盤海抜 |
7.4m |
最大津波想定浸水深 |
3〜5m |
避難対象人数 |
71名 |
整備年月 |
2016年8月 |
高さ(地上高) |
7.4m |
設置費用 |
2億9600万円 |
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シェルターの上から海を望む
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シェルターの上には草が生えて行けなかった
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東 海側
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南 室戸方面
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北 徳島方面
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隣接する避難路
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避難路は雨で滑って上りにくかった。上はシェルターの上には行けなかった
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南の避難路から行けるかと・・
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行けなかった
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都呂の津波シェルターの詳細のHPは
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青空エクスプレス |
株式会社 オリエンタルコンサルタンツ |
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